「不妊の原因が分からない」「着床しにくい体質なのかも」とお悩みの方に、おすすめしたいのが「子宮内フローラ検査」です。
子宮内フローラ検査とは?
子宮内フローラ検査は、子宮内の細菌叢(フローラ)を調べる検査です。子宮内には様々なが菌が存在します。そしてその細菌にも様々な種類があり、善玉菌(ラクトバチルス)が減るなどバランスが乱れると、着床しない・妊娠しないなどの着床障害や、また妊娠しても流産をしてしまう可能性があると考えられています。
検査対象の方
- 原因不明の不妊症の方
- 体外受精で良好胚を移植しても妊娠しない方
- 流産を繰り返す方
- 慢性子宮内膜炎が疑われる方
特に、体外受精治療中の方で良好胚を移植しても妊娠に至らない場合は、子宮内の環境を確認することが大切です。
検査の流れは?
以下の手順で行います。
- 経腟超音波検査で子宮内の状態を確認
- 専用の細いカテーテルを子宮内に挿入
- 子宮内の分泌液を採取
- 採取した分泌液を次世代シークエンサーで細菌解析
検査は外来で行うことができます。子宮の中にカテーテルを挿入しますので、軽度の痛みを伴うことがあります。約3週間で結果がわかります。
検査結果と治療方法は?
細菌解析の結果、善玉菌(ラクトバチルス)の占める割合が低い場合はプロバイオティクス・プレバイオティクス(サプリメント)による介入指導を行い、子宮内のラクトバチルスの割合が多い状態をめざします。また、子宮内に悪玉菌が異常増殖している場合は、抗菌薬による治療を行います。
子宮内フローラ検査で、不妊の原因を探ってみませんか?
「不妊の原因が分からない」「なかなか着床しない」「流産を繰り返す」というお悩みを抱えている方、子宮内フローラ検査で、新たな一歩を踏み出してみませんか?
当院では、最新の検査技術を駆使し、お一人ひとりに合わせた不妊治療をご提案します。子宮内フローラ検査についてご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。