子宮内膜刺激胚移植法(SEET法)

子宮内膜刺激胚移植法(SEET法: Stimulation of Endometrium Embryo Transfer)とは?

近年、胚培養液上清には子宮内膜胚受容能促進に関与する胚由来因子が存在することが報告されています。そこで、胚培養液上清を子宮腔内に注入することにより子宮内膜が刺激を受け、胚受容に適した環境に修飾される可能性があると考え、胚盤胞移植に先立って胚培養液上清を子宮腔内に注入する方法が考案され、子宮内膜刺激胚移植法(SEET法)と命名されました。

SEET法の手順

  1. 胚移植の数日前に、子宮内に細いカテーテルを通して、予め保存しておいた胚培養液を注入します。
  2. 胚移植は通常通り行います。

SEET法のメリット

  • 着床率の向上が期待できます。
  • 先進医療として当院で行えます。他の保険診療が適応されるものとの併用が可能です。

SEET法の適応

  • 着床不全の方

当院では、熟練した医師が、患者様一人ひとりの状況に合わせて、最適なタイミングでSEET法を行います。SEET法は、着床環境を改善し、妊娠の可能性を高める有用な治療法です。ご興味のある方は、どうぞお気軽に当院までお問い合わせください。