第55回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を受講して

コシ産婦人科には、3名の不妊カウンセラーと1名の体外受精コーディネーターが在籍しています。

定期的に開催されている日本不妊カウンセリング学会の養成講座。

今回、当院から2名のカウンセラーが養成講座を受講しました。

不妊カウンセラーとは?

≪現在、国内では1000名を超える方が不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターとして日本不妊カウンセリング学会から認定され、全国で活躍しています。≫

不妊で悩んでいる方々に対して、妊娠・出産や不妊に関する適切な情報提供活動を行い、カップルが最適の不妊治療を選択することができるよう不妊カウンセリング・ケアの実践や研究活動を行っています。

不妊カウンセリングではどんなことをするのですか?

不妊治療を受ける、受けないを含めて、お二人(あるいはあなた)にとって不妊の問題にどのように対応していくのが最適かを、お二人(あるいはあなた)自身が決められるようサポートするのが、不妊カウンセリングです。不妊治療に関する複雑な情報を分かりやすく説明をすることもありますし、悩んでおられる点についてお二人(あるいはあなた)自身が解決策を見つけられるよう一緒に考えていくこともあります。お二人の立場からカウンセリングをすることを大前提にしています。

養成講座を受講して、、

基礎知識として、不妊症の原因は男性因子が半分をしめているということ。これを再認識し考えさせられました。今回の講座では特に男性不妊症診療ガイドライン2024に基づく内容が多かったです。主に造精機能障害・精路通過障害・性機能障害などについてです。男性(20代~60代)のブライダルチェックでは4人に1人が精液所見不良との結果に衝撃を受けました。現代のストレスの多い社会環境が原因なのか? これからは女性だけでなく男性不妊症に対しても若い頃からのプレコンセプションケア(性や妊娠に関する正しい知識を身につけ健康管理を行うよう促すこと)のアプローチが大切であると強く感じました。

将来へ向けてしっかりと把握したい方・不妊治療を始めるかどうか気になっている方・自分自身の生殖機能について知りたい方・悩みながら治療を継続されている方・今後の展望について誰かに話を聞いてもらいたい方など いつでもご予約をお待ちしております。

コシ産婦人科 不妊カウンセラー S より

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