横浜市を中心に医師、胚培養士、看護師、カウンセラーらが集まり、主に高度生殖医療に関わる知識や手技を再確認したり、研究成果を共有して治療に活かすことを目的にしています。当院からも医師2名、胚培養士1名、看護スタッフ4名が参加しました。
今回、私は「着床や妊娠維持の鍵を握る子宮内環境」をテーマとした講演で座長(進行役)を務めました。
現在、保険診療の体外受精においては胚移植の回数に制限が設けられていますので、良好胚(受精卵)をつくることも大事ですが、受け入れ側である子宮内環境をしっかり評価することも大事です。必要ならできる限り環境改善をめざす策を講じます。
講演および質疑・応答を通して、着床や妊娠維持を妨げる要因を再確認し、その検査方法や治療をふくむ先進医療の意義、胚移植成功のための薬剤使用法のポイント、などの最新の知見を得ることができました。
今後の診療に活かす意欲が大いに向上する機会となりました。 鈴木 隆弘