当院は、女性のライフステージに寄り添う医療を提供するために、不妊治療、産科、婦人科の各分野で最新の機器と設備を整え、経験豊富な医療スタッフによる手厚いサポート体制を整えています。この統合的なアプローチにより、患者様は一貫した質の高い医療を受けることができます。例えば、不妊治療から妊娠、出産、そして婦人科疾患の管理まで、切れ目のないケアが可能となります。また、各分野の専門医が連携することで、患者様の状況に合わせた最適な治療方針を立てることができます。さらに、非常用電源の完備や他医療機関との連携など、万全のバックアップ体制を整えることで、患者様は安心して治療に専念することができます。
以下に、当院の主要な設備と特徴についてご紹介いたします。
外来待合室

1号館 外観

2号館 エントランス

2号館 不妊外来待合室

イベントホール

採血・面談室

1号館 産科外来待合室
不妊外来 専用エリア(採卵・胚移植)

エントランス

待合室1

待合室2
培養設備
体外受精や顕微授精では、受精卵を体外で培養する必要があります。この培養環境が、胚質に大きな影響を与えます。当院では、最新の培養器を導入し、温度、湿度、二酸化炭素濃度などを最適な状態に保ち、胚が健やかに成長できる環境を整えています。
また、高精度の顕微鏡を用いて詳細に観察・評価します。当院では、経験豊富な胚培養士が、胚の発育状況を監視し、最適なタイミングで培養液の交換や胚の評価を行い、妊娠の可能性が最も高い胚を選別し、移植に用います。

超音波検査(エコー)
当院では、高性能の超音波装置を複数台揃えており、患者様のニーズに合わせて最適な検査を提供します。エコー検査は、非侵襲的で痛みを伴わない検査方法です。超音波を用いて体内の状態を詳細に観察できるため、患者様の負担を最小限に抑えながら、重要な情報を得ることができます。胎児エコーは、専門の超音波技師(女性スタッフ)が行っています。
骨密度測定装置(デキサ法)
骨粗鬆症は、加齢に伴って骨量が減少し、骨が脆くなる疾患です。女性は閉経後、急速に骨量が減少するため、骨粗鬆症のリスクが高くなります。当院では、最も精度の高い検査法であるデキサ法(DXA法)を用いた骨密度測定装置を導入しています。検査結果をもとに、医師が適切な予防策や治療法をご提案いたします。早期発見と対策により、将来の骨折を防ぐことが可能です。

マンモグラフィー装置

乳がんは、女性のがんの中で最も発症率が高く、早期発見が重要です。当院では、高性能のマンモグラフィー装置を導入し、乳房X線検査を行っています。マンモグラフィーは、乳腺超音波検査では検出が難しい微小な石灰化を発見することができます。検査結果は、乳腺専門医が読影し、必要に応じて追加の検査や治療をご提案いたします。定期的なマンモグラフィー検査により、乳がんの早期発見と適切な治療が可能になります。マンモグラフィー検査にあたるスタッフは、全て女性技師が担当しています。
子宮鏡検査
子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫は、着床障害などの不妊症の原因となることがあります。当院では、外来での子宮鏡検査が可能な最新の子宮鏡装置を導入しています。経3mmの細径ファイバースコープ(軟性鏡)を用いて、子宮内腔を直接観察することができます。検査は痛みが少なく、数分程度の短時間で行うことができるため、患者様の負担を最小限に抑えられます。子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫が発見された場合、小さなものであれば、当院で日帰りでの切除手術も可能です。子宮鏡検査は、不妊症の原因検索に有用であり、適切な治療方針の決定に役立ちます。
