当院理念

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当院の使命 (mission)と沿革

輿トキ子当院は、昭和32年、神奈川区のこの地で2床の有床診療所を輿トキ子(東京女子医専[現 東京女子医大]卒、日本医科大学より医学博士号授与)が開設してから始まりました。医院の使命(mission)を簡潔に示すものとして、初代院長が自筆で書いた「朝の言葉」があります。この言葉を、当時の朝礼では、スタッフが皆で読み上げていたとのことです。この言葉通り、当院は、地域医療を視野に入れた身近な視点で、女性の健康全般をサポートする医療を目指しています。
当院では、昭和58年からトキ子の娘である和泉玲子(現2代目院長:東京女子医大卒、慶応義塾大学より医学博士号授与)が常勤となり、最盛期は年間240例前後の分娩を取り上げていました。しかし、全国的な産婦人科医の減少に伴う“安全なお産”のために分娩の集約化が進み、現在当院は分娩を取り扱わない“セミオープン”を採用しています。分娩は、緊急対応可能な中核病院でおこない、それまでの妊婦健診は当院で責任を持って対応させていただきます。役目は、あくまで1次医療をパーフェークトで・・に徹しています。

コシ産婦人科の理念と日常診療の紹介

当院の理念は「全ての女性のもつ特有の疾患に対応できる医院であること」だと思います。
具体的には、女性としての最盛期(生殖期といいます)に遭遇する様々なトラブルにお応えするだけでなく、その準備期である思春期の生理不順等の悩みへの指導、さらに最近希望の多い不妊治療も、高度生殖医療(体外受精)まで対応します。妊娠した方はマイナートラブルを含めて、私がじっくりと妊婦健診を行い、必要があれば早めに入院管理で栄養に配慮した食事を提供して、サポートいたします。安全が一番の考えから、分娩は大病院でというセミオープンシステムを取り入れていますが、産後は1年間育児支援教室にて助産師が見守ります。また産後に超高齢化社会を見据えた骨密度検査も行えます。健康な更年期を迎えるために、ホルモン検査のみでなく、ホルモン補充療法の説明会や、閉経後の健康寿命を延ばすための説明会等を開催しながら、特に骨粗鬆症・生活習慣病の予防には力を入れています。
女性が幅広い年代で必須なことは、子宮がん検診および乳がん検診です。乳がん検診は乳腺外科専門医が対応し、マンモグラフィーおよび乳腺超音波検査を経て、疑いがある方には針生検の精密検査まで可能となっています。
開業60年の歴史の重みを感じながら一人ひとりの患者様に丁寧に対応していきたいと思っております。

院長 和泉玲子